お買い得感を与える

人はどんな人であってもその商品が本当にお買い得だったのか、値段相応だったのか知りたいと思っています。

 

先に高い方の商品を提示しておいて、その後に安い方(本当は売りたい方)を提示するとあとで出された安い方の商品をお買い得に感じるそうです。しかし、安い方を一番最初から提示するとその安い方の商品でさえも高く見えてしまうというものです。

 

僕も会社を経営しているとある知り合いから聞いた話で興味深い話があります。

その人が金融機関から資金の借り入れの交渉をする際にも、融資担当者に同じような提案をしていたようです。例えば、このくらい借りたいと言う希望金額があったとします。ですが、まず最初に融資担当者に提示する希望金額はこれは貸してくれないだろうと思われるくらいの高い金額を要求しそのあとで格安と思われる金額にまで下げて行くのだそうです。

こうすることによって、最初に要求した高い金額よりもはるかに安く見えてしまうので結果、融資がおりやすくなるのだそう。これを最初から安い方の希望金額を要求していたらそれすらも高いと思われたでしょう。

人は誰でもモノを買って得したいと思っています。そしてその買った商品を値段相応だと思いたいものです。

もちろん、ただ安くするだけではダメでなぜその商品がお買い得なのか、他社の製品と比較してどう優れていてお買い得なのかをしっかり説明できる必要があります。

 

お客様に対してお買い得感を与えられるようになりましょう。